日本在住の画家が海外へ作品をアピールできる3つの方法

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

こんにちは。
浮世絵スタイル画家のIWAっす!

皆さんは、
画家として日本で活動しながら
自分の作品を
海外の人達へ
アピールできる方法

ご存知でしょうか?

僕は現在日本国内にいながら、
海外に向けた画家活動を行っています。

そのうちに現地での活動も
視野に入れていますが、
日本在住の今だからこそできる
海外へ向けた画家活動の知識
今回はご紹介したいと思います。

(便宜上、この記事での画家とは
収益によらず絵を描く活動を
行っている人全般を指します)

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

海外に向けて絵の使い道を限定しないこと

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

記事引用:絶景JAPAN

絵描きや画家なら誰しも、
自分の絵を海外や国内の人に
「こういう風に見られたい」
「こういう商材に使ってほしい」等の
願望が必ずあるかと思います。

つまり、
自分の絵をどう見せたいか、という
ブランディングです。

このブランディングというものは
画家活動をする上で大変重要な
要素の1つです。

ただし、SNSやネットなど
顔の見えない国内外の不特定多数の
人たちへ向けた場においては、
「自分の絵はこういう使い方を
して欲しい」という画家としての理想は
一旦寝かせることをオススメします。

何故なら、
海外や日本国内の媒体は
思いもよらない形で自分の絵を
使用してくれる確率が高いからです。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

記事引用:絶景JAPAN

例えば僕の絵は浮世絵ベースの
和風の雰囲気ですが、
大手旅行サイトの英語版の記事
使用してもらったことがあります。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

と初めは驚きましたが
その記事をよく読んでみると、
日本の浮世絵を海外の方向けに
分かりやすく紹介した記事でした。

その中で僕の浮世絵イラストは、

アーティストのKenji Iwasakiは、自分の作品を制作するために独自の浮世絵スタイルを身に刻み込み、海外でも絶大な評判を得ています。ニューヨーク、ロンドン、オーストラリアなどのアートギャラリーで作品を展示・販売しています。

という風に取り上げられ、
日本にはこういった
素晴らしいカルチャーが
あるので是非日本に来てね!
という趣旨の記事に使用して頂いた
ことが分かりました。

このように、予想外の角度から
絵を使ってもらえることもあるので
画家として海外に絵を発信する際は
自分の作品の可能性を狭めない程度の
ブランディングをオススメするっす!

こちらも興味があれば↓
浮世絵風の映画イラストをシェアしたら海外の監督から絶賛された話

画家であることが一目で分かるようSNSを海外向けに作り込む

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

今やアーティストや画家活動に
欠かせなくなったのがSNSツール。

特に写真がメインコンテンツとなる
Instagramの普及は、
画家が作品を世界に発信することを
よりシンプルに行えるようになりました。

ではInstagramを使って自分の絵を
海外にアプローチするには
どのような方法が必要になるでしょうか?
ここでは代表的な2つを紹介していきます。

■作品の写真のみを投稿する

この方法は国内で活動する際にも
当てはまりますが、
投稿する写真は作品のみに限定します。

何故なら #art#illustration などの
ハッシュタグ検索(キーワード検索)
からやってくるユーザーは、
文字通りアーティスティックなものや
見たこともないイラストを求めてやってきます。

そこで彼らが、
#art#illustration がついている
あなたの投稿を見た時に、
もしも友人や恋人との他愛もない写真や
アートに関係のない写真が並べられて
いたらどう感じるでしょうか?

海外圏からのアクセスであれば、
その時点でまずキャプションさえ
読んでくれません
日本語テキストなら尚更です。
(Instagramの翻訳機能はまだまだ未発達なので)

間違いなくガッカリして
他の投稿も見ずにあなたのページから
離脱してしまいます。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

僕もインスタ初心者だった頃は
画家仲間との日常ばかりをアップ
しており全くイイネはつきませんでした。

そんな事態を防ぐために、
より多くの国と人達に自分の作品を
届けるためには、
自分の投稿を精査し厳選する必要があります。
作品選びも慎重に行うのがGOODです。

ちなみに告知やお知らせ事の投稿も
イイネがつきにくいので、
他作品とバランスの取れた投稿量に
することをオススメするっす!

■英語圏のハッシュタグを活用する

直前にも少し触れましたが、
Instagramにはハッシュタグという
キーワード検索の為の機能があります。

このハッシュタグの使い方1つで
投稿に反応する層が大きく変わってきます

下は、日本のお絵描きアカウントに
よく見られるハッシュタグの総投稿数と
英語圏のメジャーなアート系ハッシュタグ
との比較です。

#イラスト 669万 #art 4.3億
#アート 404万 #illustration 8,453万
#絵 281万 #artoftheday 2,194万
#美術 39.6万 #art_spotlight 300万
#画家 12.7万 #artsanity 134万

英語圏の方が当然使用数も多く、
また日本ではあまり馴染みのない
ハッシュタグもあるかと思います。

ハッシュタグの使用数が多ければ
それだけあなたの投稿を見るユーザーが
増えます。

(ただし使用数が多い#art などは
それだけ世界中の投稿数も多いので、
投稿が一瞬で埋もれてしまう弊害があります)

日本では馴染みのないハッシュタグは
海外で独自に育ったもので、
それだけ現地の人には愛着があります。
使用数が多すぎなければ狙い目と言えます。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

メジャーなハッシュタグで
勝負するのも王道でアリですが、
日本であまり浸透していない海外独自の
ものを選定していくことで、
より絵やアートに敏感な層にヒットする
可能性が高くなります。

自分独自のハッシュタグリスト
作成しておくと、
投稿の際に楽ですし一定のイイネ数が
安定してもらえるかと思います。

海外出展する画家はプロモーター選びを慎重に

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

最後に、
これから海外出展を考えている方、
いつかは海外に自分の作品を展示したい
と思っている方々に向けた話です。

世の中には、
アーティストプロモーター
総称される法人企業・団体があります。

これらは国内外問わず多く存在しており
画家やアーティストのプロモーション
行いながら、日本の画家たちに
海外展示に参加できる権利などを
提供しています。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

既に経験のある方はいらっしゃると
思いますが、
SNSや個人サイトを通して海外出展の
お話をくださる所がほとんどです。

一応初めに断っておきますと、
こいういった所から頂けるお話は
そのほとんどが信憑性のあるものです。

僕も今まで多くのプロモーターさんから
お話を頂きましたが、
初めはもちろん怪しんでしまいました。笑

ですが、
事前にネットでリサーチを行えば、
正規の実態がある団体ならば
きちんとしたホームページが
見つかるはずです。

(※この時点でHPが見つからない所や明らかに詐欺っぽい団体には注意が必要です

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

こちらにお声をかけてくれるのには
向こうにもそれなりの理由があり、
今現在精力的に活動できている画家
海外展示にも耐えうる画力があるか等を
判断基準にしているようです。

なので警戒心を抱く必要は
全くありませんが、
注意すべきはその出展費です。

招待作家ではない限り、
出展費用と輸送費は
もちろんアーティスト負担です。

金額の話を先にしますと、
出展費(のみ)を9-10万円弱程で
見積もる展示会は海外とはいえ
やや高額といえます。

国や展示会の規模にもよりますが、
上記の値段の場合何十人規模の
グループ単位で大きい会場を
借り切って行うケースが多いです。

会場費・フライヤーの印刷費・
デベロッパー(会場主催側)への
広告の出稿費などを回収する為に
アーティストの金額的負担が大きくなります。

画家 海外 絵 売る コツ アピール 出展 浮世絵 岩崎健児 Kenji Iwasaki

こういったデカめの展示会の場合、
一人ひとりの画家のプロモーションは
二の次になりがちで、
作品が単体で販売に至らない限り
会期終了後もまともにフィードバック
などをくれない場合がほとんどです。

(ある海外のグループ展に
参加した際の僕の経験談です。
アドバイスもなく無言で作品を
返送されたのには悲しくなりました。)

そのため海外出展を初めて行う際は
規模はそこまで大きくなく、
会期前から終了までこまめに
連絡をくださるプロモーターさんを
選ぶことをオススメします。

比較的展示の規模が小さく、
その分抱える画家数が少ない所は
とても親身に対応してくれ、
海外向けに丁寧にプロモーションも
行ってくれます。

是非海外出展の際は、
慎重にプロモーターさんを
吟味してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

日本在住の画家が
海外にアプローチできる方法を
3つ紹介しました。

現在日本国内で活動されている方も、
これから絵描きライフを始めようと
思ってる方も是非参考にしてみて
下さい。

是非楽しい画家ライフを!

それではまた次回。

日本人画家が海外へ絵を販売する際に選べる3種類の商品

▼ご依頼・ご提案・取材のお問合せはコチラ▼

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です