【浮世絵付き】『メッセージ』を3分でレビュー

 

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こんにちポッド!
第二言語が英検準2級止まりのIWAっす!

今回は『メッセージ』を3分でレビューっす!
今作の原作は短編小説集『あなたの人生の物語』(テッド・チャン著)の中の一編っす。
『複製された男』・『ボーダーライン』で評価を確立したドゥニー・ヴィルヌーブ監督。
ベストセラー小説原作の今作を、彼はどうウキウキクッキングしたのか?
短評では原作との違いにも触れながら、ネタバレをしておりますんでご注意を!

それでは『メッセージ』、ばかうけ食いながら3分で華麗に解読!

“個から世界へ”
意識の再構築

大学で言語学を教えるルイーズ。
世界中の上空に謎の飛行物体が現れたことにより、世界は混乱に陥る。
ルイーズは宇宙人の言語解読を依頼されるが、それは彼女にとって人生を変える最大のきっかけとなっていくのだった。

何より素晴らしいのは”音”の存在感である。
ヘプタポッドの息遣いを始め、常に空気が低く振動しているかの様な不安感を煽る劇伴。
メロディの反復を多様した曲による、途切れることのない緊迫感。
これらがこの作品をより格調の高いものへと昇華させている。

また言語学者の視点から世界規模の題目が展開していく点は、非常に新しい切り口である。
別の国の言語を習うということは、脳の未開発部分を使用することだ。
それと同時にまだ出会ったことのない世界や、何より新しい自分への掛け橋を作ることにも繋がる。
この”未体験の事象に遭遇する体験”。
これはSF的テーマと合致しており、言語とSFの新しい共通点を示してくれた今作には大変新鮮な感覚を覚えた。

原作小説が持つ、哲学的要素はそのまま引き継いでいる。
ただし一人の女性の内省的な物語を、世界規模の危機的問題へと見事に連結させている。
これが大衆向け作品へとうまく変貌を遂げた、成功の要因である。
そのおかげで、原作が唱える”Your”の意味が更に広義の意味を持つ様に設計されている。
この部分は、テーマ性の底上げが非常に上手く胸を打つ。
ヘプタイポグラフィに字幕が付くのにはやや違和感があったが、ばかうけでも食べて忘れることにする。

今回はここまでっす!
日本でも今作はばかうけよ~!ばかうれ~!
何を言ってるかよくわかりませんが、それではまた次回!

 

2017.9.5

Kenji Iwasaki

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