こんにちは。
昔、当時付き合っていた女の子に
『簪(かんざし)』をプレゼントしたら
その時はめちゃくちゃ喜ばれたものの
一週間後にフラれたIWAっす。
今回はそんな『かんざし』の
浮世絵風イラストの描き方を
解説していきます!
美人画などで女性が主に前髪辺りに
差しているどう見ても重そうなアレです。
(あ、プレゼントしたかんざしが
重かったからフラれたのかな…)
それでは浮世絵風イラスト稽古、
是非お試しください!
“べっ甲製は太く”が浮世絵流
今回、お手本にするのはコチラ。
当時、遊女の髪型は流行の最先端であり
一般女性の憧れの的でした。
『かんざし』の数も多ければ多い程
ステキ!とされていました。
それにしても付けすぎでは…。
ここに描かれている
黄色い『かんざし』は
当時流通していたべっ甲製のものです。
本来、材質に限らず
『かんざし』の先端は繊細な髪の束を
留めやすいように鋭く尖っています。
ですがこういった浮世絵の場合、
べっ甲製の『かんざし』は先端が太く
実物よりも分厚くデフォルメされている
のが特徴です。
先端部の形は『音叉(おんさ)』を
参考にしてみましょう。
小学校の音楽室などにあったアレです。
参考にというか、
そのままこの形状で
問題ないかと思います。
頭部分にお玉のような
丸い持ち手を付け加え、
全体の角度を調整します。
『音叉』部分に対してやや斜めに
お玉が付いているイメージです。
花飾りのついたものも
アレンジとして描いてみました。
このまま着色したいところですが、
せっかくなので、
材質の違うもう一方の
『かんざし』も描いてみましょう!
“鉄製は細く”が浮世絵流
鉄製のものはべっ甲製と
区別させる為に、
より実物に近い細さで描くと
ベターです。
こちらも形状はべっ甲製と
同様ですが、
上のお手本では非常に細く
描かれています。
あまり先端の二股を
細かく描こうとせず、
中ほどから太さを大きくし
一本線を加えることで
二股を表現する程度にします。
頭部分の形は
身近な物だと耳かきの形が
近いと思うっす!
2種類をサクッと着色
べっ甲製の着色は
表面は黄色・影になる部分は
オレンジで塗り分けると
雰囲気が出てグッドです。
鉄製の方は
濃すぎないグレーで
塗るのみで十分です。
こちらは青系統で塗ってみても
いい感じになりますので
自分に合った色を見つけてみるのも
楽しいっすよー!
『かんざし』の浮世絵風イラストの
ポイントはこちらの3つです!
・べっ甲製は『音叉』を参考に太く、
・鉄製は細く耳かきをイメージして描くとイイネ!
・べっ甲製の表面色と影部分は違う色で、鉄製はやや青系のグレーで塗ると更にイイネ!
いかがでしたか?
粋にいなせに描けたでしょうか。
楽しんで描いて頂けたら幸いです!
それでは、また次回!
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