『寿司』の和風・浮世絵風イラストの描き方3ステップ

『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

こんにちは!

寿司のネタでは
蒸しエビ推しのIWAっす。

 

今回は江戸時代の『寿司』
浮世絵風イラストを描いていきます。

江戸のファーストフードと呼ばれ
江戸前(現在の東京湾)で獲れた
新鮮な魚介類を大量に使っていた
当時の『寿司』。

…うらやましすぎるっす。

 

そんな『寿司』の
浮世絵風イラスト稽古。

是非、お試しください。

 

まずはネタを浮世絵的描き方で

今回は僕が大大だい~好きな蒸しエビ
握り寿司を基本に描いていきます。

お手本となる浮世絵はこちら。

『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

蒸しエビ特有の、
実のヒダヒダが描かれており
大変おいしそうっす。
まさに“飯テロ浮世絵”

 

エビのやや平たい実
意識して描きます。

ヒダの数は左右4~6こ位を目安に
すると良いと思います。

 

後ほど、着色の際に色の塗り分けで
ヒダの表現をすることも可能なので
お手本ほどヒダ同士の段差はなくても
大丈夫です。

僕は少しプリっと丸みを
出してアレンジを加えてみました。

『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

尾の部分はダランと垂らすと
こなれた雰囲気がでます。

 

浮世絵特有の自然な曲線を
意識して描いていきましょう。

 

“シャリは丸くたっぷり”が浮世絵風の描き方

次にシャリを描いていきます。

シャリを描く際は、
一旦それが米であることを意識せずに
やわらかい雪の塊を描くようなイメージ
で描いてみます。

ネタの向きに合わせて、
表面に凹凸の少ない
ふっくらとした楕円形を描きます。
角丸の四角形でも構いませんが、
あくまで柔らかさが伝わるように
描くとグッドです。

『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

広重の『寿司』は米粒の一粒一粒まで
薄墨で細かく表現されていますが、
あまり米を描き込みすぎると
おいしそうに見えないので
目立たない程度に何粒か描き入れる程度
で十分かと思います。

 

実のつくりに沿って着色する

浮世絵風イラストを着色する際は、
なるべく色数は少なく塗ることが
鉄則となります。

これは錦絵以前の浮世絵そのものが
少ない色数で構成されているという要因
もあります。

加えて浮世絵風イラストを制作する際には
色数を絞ることで絶妙なヌケ感
表現できる、という利点もあります。

 

これに倣い、
今回はエビのみを着色していきます。

背の部分に細く色を引き、
次に実のヒダ部分を塗ります。

ここで、
肉付きが良い外側の部分は
白く残すように気を付けます。
ヒダの外側をなぞるように
着色したら完成です。

『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

いかがでしょうか。
粋にいなせに描けましたでしょうか?

エビ以外の魚介類ネタは
やや厚みをもたせると
雰囲気がでます。

米粒無しのバージョンもご参考にしてみてください。 『寿司』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児

 

 

今回のポイントはコチラ。

・ネタによって厚みを大きく変えるとGOOD

・シャリ部分は丸みをもたせて柔らかそうに

・ネタの肉付きが良い部分は白く残す

 

是非、楽しんで描いて頂ければ幸いです。

それではまた次回!

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