こんにちは、IWAっす。
今回の浮世絵風イラスト講座は、
『馬』の描き方をご紹介します。
浮世絵や日本画に度々登場するお馬さん。
人間との親和性が非常に高い
動物です。
今回も筆ペンを使って
解説していきます!
特徴ある首部分の浮世絵的描き方
お手本という訳ではありませんが
イメージとして涼し気な一枚を
貼っておきますね。
(お馬さんかわいい)
和風の馬を描いていくうえで
最も特徴を掴みやすい体の部位は
ズバリ首です。
浮世絵によっては
物凄く写実的な馬が描いてある場合が
ありますが今回はややデフォルメして
崩して描いていこうと思います。
まず、
首の付け根からラインを描き、
耳→頭→顔部分と描いていきます。
背中側の首の線を描くときは、
90°の曲線を意識しながら描くと
馬らしいしなやかさが出てきます。
顔の部分は、
描き慣れていない方は
実物の馬の顔を描いてから
徐々に崩していくことを
オススメするっす。
特に頭から鼻筋、
上あごにかけての形は
写真の方が解りやすいと思いますので。
最後にたてがみを
筆先をはらいながら
描いて上部分は完成です。
次は胴体部分を描いていきまっす!
ドッシリした胴体の浮世絵的描き方
胴体部分はイラスト全体のバランスを
左右する箇所なのでじっくりと
描いていきましょう。
胴体の形は、厚みのある楕円形です。
首よりも厚くどっしりと描き、
首の付け根からお尻にかけての距離は
同じくらいの長さにします。
首の喉側から胸にかけては
大きく膨らませて、
首が前に出過ぎないように
描きます。
重厚感ある雰囲気が出たら、
次のステップで描く4本の脚の
大体の位置を決めておきます。
前足の生え位置は首の真下あたり、
後ろ足はお尻のカーブ直後あたり
がちょうど良いかと思うっす!
その位置に上記の様な、
シワを描き足しておきます。
和風・浮世絵風タッチで馬の
イラストを描く際には、
このシワが生き物っぽい雰囲気を
高めてくれるので必ず描くことを
オススメします!
奥の前脚部分には筋肉部分も
足しておきます。
浮世絵的脚の描き方は”2回曲げる”
お馬さんの脚は、
意外に複雑な形をしているので、
たまに僕も筆先が迷子に
なってしまうことがあります。
ここでは脚を上手に描く為に、
以下のIWA流の法則をご唱和ください。
関節2つにコブ1つ!
ヒヅメはまるでプッチンプリン!
遂に僕の頭も絵の描き過ぎで
おかしくなってしまったのでは
ないかとお喜びの皆さん、
残念ながらまだまだ正気です。
この法則はこれから描く
お馬さんの脚の構造を
簡単に(ややふざけながら)
表現しています。
こればかりは見なければ
わからないので、
僕のお手本を先に描いておきます。
関節2つにコブ1つ!ヒヅメはまるでプッチンプリン!
いかがでしょうか。
馬の脚は、
付け根の可動部分を除いて
関節が2つあります。
加えて、くるぶしの関節部分は
スネ部分よりも大きなコブになって
います。
この特徴を意識しながら、
先程決めた脚の位置から
それぞれ描いていきます。
腿(もも)→脛(すね)にかけて細く、
くるぶし部分で再びボリュームを
出すようにします。
また、膝(ひざ)の裏側に
筋肉のコブを描くことで
浮世絵特有の躍動感を出すことが
できます。
ヒズメはプッチンプリンを
描いておけば間違いありません。
絶対に間違いありません。
(他にうまい例え方が見付からない困惑した顔)
最後にさらっさらの尾を描き、
完成です!
まとめ
今回の『馬』の浮世絵風イラストの
描き方のおさらいはこちら!
・首の曲線は90°くらい。「曲げすぎかな?」くらいがちょうどいい
・胴体は楕円!「厚すぎかな?」くらいがちょうどいい
・脚は関節2つにコブ1つ!…ヒズメはプッチンプリンで。
いかがでしょうか?
粋にいなせにヒヒーンと
描けましたでしょうか。
世間では、
「馬が描ける人は絵がうまい」
というよくわからない定説がありますが
ぶっちゃけ練習すれば馬でもなんでも
誰でも描けるようになります。
ただし、
和風・浮世絵風タッチで馬を描く際は
上記の3点をおさえて頂くのと、
なるべく実物よりも丸みを出して
描いてみると良い雰囲気が出せるかと
思います。
是非楽しみながら、お試しくださ~い!
それではまた次回!
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