![『桶』 『木桶』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/05/ukiyoe_kakikata_oke1-1.jpg)
こんにちは。
先日、日本のある地方で
木の桶を作る職人さん達を
テレビで見ていたく感動した
IWAっす。
日本の手仕事はやはり
素晴らしいっす。
そんな訳で今回は
『木桶』を浮世絵風イラストの
描き方を解説していきます!
浮世絵風イラスト稽古、
是非お試しください。
円筒形を意識するのが浮世絵流
今回はこちらの
寿司桶をお手本に描いていきます。
日本の桶作りは大変精巧で、
板を円形に繋ぎ合わせて
形成した後に内側から金づちで
軽く叩きながら一寸の狂いもなく
正円にしていきます。
そのため、
『木桶』のイラストを描く際は
まず円筒形を描くとうまく形が
整います。
側面の板数は10枚くらいを
目安に描いていきます。
今回は『木桶』の形を
よく把握できるように
蓋は省略しました。
![『桶』 『木桶』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/05/ukiyoe_kakikata_oke3-1.jpg)
これで基本形は完成です!
『たが』をグルグル巻き付ける
桶の基本形が完成したら
次は『たが』を巻き付けていきます。
これは桶の形状を保つための
しめ縄のようなものです。
今回描き進めている、
たらい型の桶には
上下もしくは中央に一か所『たが』が
巻き付けてあったそうです。
なので『たが』の数は
お好みで大丈夫です!
シンプルなイラストであれば
縄の網目を描き込む必要は
ありませんが、
あまり細く描きすぎないように
注意しましょう。
ちょっと極端なくらいに太く描くか、
下図の様に三本程巻き付けて
『たが』の存在感もしっかり出す
ようにすると、
より“人が作った感”が出てきます。
![『桶』 『木桶』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/05/ukiyoe_kakikata_oke4-1.jpg)
木部分と『たが』は必ず別の色で!
木製の部分は実物の木よりも、
より黄色っぽく塗ります。
光の当たり具合を表現する、
ハイライトも控えめに入れると
更に浮世絵っぽさが増しますので
挑戦してみるのも良いかと思います。
(下掲載の『桶』別バージョン参照)
『たが』の色は必ず木製部分とは
別の色で塗ります。
これにより全体が引き締まり、
メリハリがでます。
茶色・緑・黒などの
抑えめな色で塗ると
木部分との違いが明瞭になり
イイ感じになりますよ~!
![『桶』 『木桶』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/05/ukiyoe_kakikata_oke5-1.jpg)
お手本の浮世絵にもある
少し大きい水桶も描いてみました。
![『桶』 『木桶』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/05/ukiyoe_kakikata_oke6-1.jpg)
こちらはややオレンジよりの色で
塗ると重量感が表現できます。
『木桶』の種類は様々ですが、
多くのバリエーションを描けた方が
イラストの世界観も広がりますので
こちらも是非試してみてください!
『木桶』の浮世絵風イラストの
ポイントはコチラです!
・円筒形を完璧に描いて下地にすると楽!
・しめ縄である『たが』の存在感も意識するべし
・木部分と『たが』部分は必ず塗り分けメリハリを!
是非楽しんで
描いて頂ければ幸いっす。
それではまた次回!
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