どうも、IWAっす。
今回の浮世絵風イラスト講座は、
『フグ』の描き方をご紹介します。
魚介系の浮世絵の描き方解説記事を
書いたことがなかったので
今回執筆することにしました。
今回も筆ペンを使って墨線を
描いていきます!
それではスタートです!
ふぐ、ふぐ、ぐふふ!!
お腹を強調した描き方が浮世絵流
今回は歌川国芳が描いた浮世絵の
かわいいフグちゃんをお手本に
描いていきましょう!
背中の部分は、
胴体と尾部分の描き分けを意識して
波型に描きます。
目の位置を決め、
突き出した口元を描きます。
口元の下から
でっっぷりとしたお腹を
円形に膨らましていきます。
このお腹部分の描き方は、
実際のフグの腹よりも大きく
柔らかそうにたゆませながらを
意識すると浮世絵風のラインが
表現できます!
尾の部分を付け足して
全体のシルエットは完成です。
鉛筆や筆ペンのアナログ描きの際は
なるべく一筆描きで自然な線を
意識すると浮世絵風の
柔らかい線が出せるかと思うっす。
浮世絵風のヒレは三角形に!
次は先程描いたボディに
ヒレを3つ足していきます。
通常、横から見たフグには
背、胸、腹、尾の4つのヒレが
存在します。
ですが国芳先生のフグには
腹ビレを除いた3っつのヒレが
描かれています。
これは恐らく、
お腹のふくらみを強調する為に
意図的に腹ビレを省いたものと考えられるっす。
このように、
浮世絵風イラストを描く際は
強調させたい箇所に特徴を集める為に
細かい部分をあえて引き算することが
効果的です。
上のように
背中部分に尖った背ヒレ、
目の近くのエラに胸ビレ、
最後に丸みを帯びた尾ヒレを
描きます。
傘の骨の様に、
直線を何本か描いたうえで
直線同士を垂直線で結んでいくと
ヒレっぽさが出て良い感じになります!
ヒレの位置は、
上の様に点で結んだ時に
三角形になるように描くと
バランスがとれますので
是非ご参考にしてみてください。
浮世絵のまだら模様を真似た描き方
最後にフグちゃん特有の
まだら模様を描いていきます。
このまだら模様は、
下の浮世絵からも分かる通り、
背中全体に及んでいる物や
胸の部分のみに発生している物など
固体種によって異なります。
今回は、
模様の付き方が比較的シンプルな
左上のフグちゃんの模様の描き方を
参考にします。
背中から尾部分までは黒で
塗り分けられており、
胸の部分からまだら模様が
付き始めています。
このように、
ちょうどおたふくソースが体に
ぶっかかってしまったような
液体的な描き方で模様を描いて
完成です。
生き物の体の模様は、
ややイレギュラーな線で描き方の方が
有機的な雰囲気が出ます。
あまり、
計算されつくされた線で描くと
浮世絵風イラストのテイストが
薄れてしまうので注意しましょう!
まとめ
最後に、
フグの浮世絵風イラストの
描き方のおさらいはコチラ。
・大きなお腹は「ぼてっ」とした重みを意識する!
・ヒレは3種類、三角形に配置して全体のバランスを整える!
・まだら模様は“液体感”を意識した有機的な線で描く!
いかがでしょうか?
かわいいフグちゃんが
描けましたでしょうか。
魚介系モチーフは全体のフォルムが
ツルンと曲線的なので、
割と浮世絵の雰囲気が
出しやすいかと思います。
他の魚介系の描き方も
これから記事にしてみたいと
思います!ぐふ!
それではまた次回!
グフフフ~!
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