こんにちは。
将来は『煙管(きせる)』の似合う
ジジイになりたいIWAっす。
今回はそんな『煙管』の
浮世絵風イラストを描いていきます。
『煙管』といえば、
先端の皿に煙草の葉を入れ
火で熱して味を楽しむ
江戸時代の喫煙具です。
歌舞伎役者などを描いた
役者絵において、
男性が『煙管』を手に持っている姿が
よく描かれます。
そのため、当時は”モテアイテム“として
流行していたことが伺えます。
それでは
浮世絵風イラスト稽古、
是非お楽しみください!
浮世絵風の吸い口の描き方
今回のお手本となる
浮世絵はコチラ。
か、かっこいい…。
こんなジジイに是非ともなりたいっす…。
江戸時代の『煙管』にはいくつか
種類が存在しますが、
今回は上記のような『石州(せきしゅう)』
と呼ばれるスタンダードな種類を
描いていきます。
浮世絵によってその太さは
マチマチですが、
ちょうどアイ〇スなどの
チューブ型の電子タバコの
太さを参考にするとイメージが
掴みやすいかと思います。
始めに一本の直線を描いて
大体の長さを決めます。
その直線に沿って
形を形成していくと
描きやすいですよ!
まず吸い口となる部分は
徳利(とっくり)の形を参考にします。
通常の徳利の口部分を
より伸ばした形状にし、
人の口がフィットしやすい
様な形を作ります。
底の方に接合部分を
描いて吸い口は完成です。
煙の吐き出し口は”電話の受話器”風に
吸い口の接合部分から支柱となる
持ち手の部分(羅宇=らお)を描き、
葉をあぶる火皿がついた雁首と呼ばれる
部位を描いていきます。
この部分の全体の形は
公衆電話などのオールドモデルの
電話の受話器をイメージします。
底側のラインは
受話器ほどのカーブは出さず、
持ち手の部分に対して
全体が平行に伸びていくように
意識します。
それに対して上の線は、
緩やかなS字を描きながら
底側のラインにやや近付け
火皿の接合部分にくびれを作ります。
火皿の部分はお茶碗の形を
そのままトレースすると
良い感じになります!
最後に、
持ち手との接合部分に
いくつか段差を描いて下書きは
完成です。
江戸時代当時、
『煙管』は喫煙の他に嗜好品としての
一面も持っており、
様々な彫刻を施されたデザイン性の高い
ものが流行していました。
自分なりのデザインの『煙管』を
描いてみるのも面白いっすよ!
着色は2色で浮世絵的なシンプルさを
お手本の通り、
『煙管』の塗り分けは2色のみで
非常にシンプルです。
吸口部分と雁首部分は同色にし、
青みがかったグレーでベタ塗りします。
持ち手部分は木製が主流だったため、
黄色・肌色・オレンジのいずれかの
系統色で塗るのがベターです。
ここはやや明るい色で塗ると、
グレー部分とのメリハリが出て
イイ感じの雰囲気が出ます。
いかがでしょうか。
粋にいなせに描けたでしょうか?
最後に、
『煙管』の浮世絵風イラストの
ポイントはこちらの3つです!
・吸口部分は“徳利(とっくり)”をイメージする!
・雁首部分は“電話の受話器”と“お茶碗”を合体させるべし!
・着色は2色のみでメリハリをつけよう!
『煙管』は、今回描いた
『石州(せきしゅう)』の他にも
いくつか種類があるので
そちらも次回以降に描いていきたいと
思っています。
是非、楽しんで頂けたら幸いです!
それではまた次回!
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