![和風 浮世絵 浮世絵風 イラスト 猫 描き方 書き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児 筆ペン かわいい 簡単 コツ フリーランス イラストレーター](https://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2019/05/cat-1.jpg)
どうも! IWAっす。
今回は筆ペンを使用して
猫ちゃんの簡単なイラストの
描き方を詳しく解説していきます!
日本人の心、
と言っても過言でなはい猫ちゃん。
以前にも
『猫』の浮世絵風イラストの描き方
で猫ちゃんの描き方を
解説したのですが、
今回は下描き→筆入れ→着色の順で
3つの記事に分けて
詳しく解説していくことにしました。
内容を一新しアップデートしたので、
・デッサンの基礎を練習したい!
・猫のイラストの基本をおさえたい!
・日本っぽいイラストにしてみたい!
といった方に
おすすめの記事になっています。
(「ここがわからん!このやろう!」
という方はコメントをくださいね^^ )
最終的に筆ペンで仕上げることで
温かみのある和風・浮世絵風の
雰囲気が生まれます。
年賀状などにイラストが必要な時や
本格的なペン画にも応用できるので
是非お試しあれ!でございます。
今記事は下描き編ということで
使用画材は鉛筆かシャーペンのみで、
お手本はTopの画像を参考にしてみてください。
(消しゴムは使わないの?
という質問はYABOですよ?)
イラストが苦手な方も
まずはデッサンだけでも
オボエテカエッテクダサイネエエ!
猫イラストの醍醐味!丸みを強調する描き方
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猫といえば大きな目と
三角の耳が特徴ですが、
まずは体全体のシルエットを描いて
イラストのバランスを設定しましょう。
今回は座りポーズを描くので、
頭と体部分をしっかりと区別した
シルエットを意識します。
まずは上図のように、
2つの円を描いて頭と体の位置を
固定します。
完成した時の体型のバランスが
ここで決まりますので
上図をよく見ながら描いてみましょう。
体は頭の2.5倍くらい大きい円を
描いてどっしりとした感覚を
持たせると実物に近い体型が描けます。
意外と猫の胴体って顔に比べて
巨大なんすよね。
だがそこがイイ。
顔の円は正円(完全な円)でも
構いませんが、
体部分は猫本来の丸みを
押し出したいので
丸さを残しつつ縦長で描くとベターです。
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猫の体型の
大まかなバランスがとれたら
次は各パーツの位置線を描いてみましょう。
位置線とは上に描き足したような、
パーツの配置を補助する
大まかな線のことっす。
(呼ばれ方は色々あるようです)
後々パーツを描く時に苦労しない様に
しっかりと位置を決めて描いていきましょう!
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今回はやや下を向いた格好なので、
両目の位置線は
上図のように下が膨らんだ曲線を
ひいてみます。
鼻筋からアゴを通る縦線は
猫ちゃんの顔が左右のどこを
向いているかを決める重要なもの
になるので、
横線との調整を図りながら描いていきましょう。
今回は向かって左斜め下を
向いているので、
左部分を膨らませながら
縦線で十字を作ってみてください。
後ほど目や鼻を描くので、
スペースに余裕を持たせておくと
イイネです!
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お次は体部分に
両腕両脚の位置線をひいていきましょう。
まず顔の真横の下あたりを
肩部分に見立てて、
そこから上図のような
左手の位置線をひいてみましょう。
ちょうどルート記号のように↓
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2回折り曲げて2回目の角が
アゴあたりに接するように
ポージングを調整していくと
イメージが掴みやすいです。
右手は頬下の右肩部分から
ちょうど顔の真下の位置まで
まっすぐに下にひいていき、
先程の体の円の下接地部分まで
つくように長さを出していきます。
これら両腕2本の位置線は
いわば腕の骨です。
あとで肉付けした時に
自然なポージングになるように、
まずは全体の形を把握してみる
感覚で描いてみましょう☆
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両脚部分は位置線というより、
描いた線がそのまま下描きとして
完成するイメージで描きます。
今回は膝を曲げて座っているので
膝部分を丸く描いていきましょう。
ちょうど両肩の真下を目安にして
猫ちゃんの丸いフォルムを
意識しながら左方向へ半円を
描いていきます。
この時に左膝の半円と
先程の胴体の円のお尻の部分が
合流するとベストです。
何故なら、
動物のイラストは線が少ないほど
シンプルにかわいく見えます。
背中から膝にかけて
一筆で描くことで猫ちゃんの丸みを
強調できるのでおすすめですよ!
右膝の半円は
先程の右腕の直線よりも
外側に描いておきましょう。
これで下地は完成っす!
下地の時点で
ポーズと骨格とをしっかりと
描いておくことで、
完成図がグッと想像しやすくなります。
それにより、描いている途中の
不安感を払拭できるので
是非集中して描いてみましょう!
猫の輪郭〜顔のパーツ別のイラストの描き方
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下地が描けたら、
次は顔の輪郭を描いていきましょう。
まず先程描いた顔の円に沿って
「頭部〜頬」と「口元」を
パーツごとに分けて描いていくと
簡単に輪郭を描くことができます。
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上図のように「頭部〜頬」の
頬部分にはやや膨らみを持たせると
うつむきがちな輪郭を表現できます。
口元にも丸みを持たせて、
下地の円の★部分が
空白になるように意識すると
メリハリのある輪郭を描くことが
できますよ!
この時に逆三角形の鼻と、
にんちゅうと呼ばれる鼻下の線も
描き足しておきましょう。
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続いて特徴的な猫耳ですが、
後に筆ペンで描くことを想定して
今回はやや和風のデフォルメの
描き方に挑戦してみましょう!
位置は両頬の真上あたりを想定して
三角形を波形に歪ませたような形↓
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を描いてみてください。
これに同じく波型の線を
一本足すとあらやだ不思議!
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浮世絵で見るような、
こなれた猫耳の完成です。
この時に両耳を大きく描きすぎると
猫の天敵であるネズミに
見えてしまうことがあるので、
大きさには注意して描いてみましょう!
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それでは顔のラストに
自由に目を描いてみましょう!
先程描いた目の位置線に沿って
目を描いてみましょう。
ここまで輪郭や耳の位置を
しっかりと描けていると思うので、
位置さえ守れば目は割と自由な形で
描いてもイラストとして成立します。
上図の様な、
大きく吊り上がった丸い目ですと
より猫ちゃんの愛らしさが
伝わってくるかと思います。
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↑サンプルとして、
色々な目を描いてみましたので
是非参考にしてみてくださいね。
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長いまつげとひげを
つけるのもお忘れなく!
猫イラストの関節は実物より柔らかそうに描こう
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最後に手足を描いていきましょう!
まずは両腕から描いていきます。
先程の位置線に沿って
肉付けしていくイメージっすね。
どちらも位置線に沿って
曲線を使った柔らかそうな腕を
描いていきましょう。
猫ちゃんの腕の構造自体は
人間とあまり変わらないので、
実際に自分の腕や二の腕を
鏡を見ながら描くと上手く描けます。
肘の関節は丸みをもたせ、
関節の“谷部分”には
上図の★のような線をつけると
簡単に関節を表現することができます。
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それぞれの手部分は
コロッケの様な平たい楕円形を
イメージして、
指の線を2〜3本描き加えて
指の形を作ってみましょう。
後ろ足も同じ要領で、
膝の曲線との位置を調整しながら
大体上図のような位置に描きます。
最後に胸板を
やや膨らみを持たせる程度に
丸く描けば、
基本の下描きはほぼ完成となります。
あとはお好みの模様をつけたり、
尻尾を見せてみたりして
オリジナリティを出してみましょう。
これで下描きは全て完成です。
お疲れ様でした!
まとめ
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いかがでしたか?
最後に今一度、
猫のイラストの描き方のポイントを
整理してみます。
・頭と胴体とは必ず2つの円で区別して描く
・なるべく線は少なくシンプルに
・全体的に“丸み”を意識して柔らかそうに描く
さて、
次回はいよいよ筆ペンを使って
猫ちゃんの毛並みを描いていきます。
色々な毛並みを表現する予定なので
今回の下描きをトレースなどして
原型を手元に取っておくと、
たくさん練習できたり
別のイラストに使いまわせたり
できるので便利ですよ〜!
それではまた次回!
Kenji Iwasaki
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