![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_1.jpg)
こんにちは、IWAっす。
今回の浮世絵風イラスト講座は、
『猫』の描き方をご紹介します。
みんな大好き猫ちゃん。
江戸時代においても庶民に愛され、
浮世絵にも大変高い頻度で
描かれている動物です。
僕も猫が大好きで、
日向で寝転がる彼らを見ては
猫に生まれれば良かったと
毎日思わずにはいられません。
今回もアナログで
浮世絵風の描き方解説をしていきます!
使用する画材は、
・筆ペン(または先の細いペン)
・鉛筆(下描き用)
です。
それでは描いていきましょー!
(」・ω・)」うー!
(/・ω・)/にゃー!
(↑うーにゃー で変換される、すごい)
浮世絵風猫の顔の描き方
浮世絵に描かれている猫ちゃんは
実物よりも顔が丸くデフォルメ
されています。
肉付きが良くなった、とも
言えますね。
浮世絵では角が削ぎ落され、
丸いフォルムで描かれています。
猫ちゃんをいかに愛らしく
描くかを重視しているように見え、
江戸庶民(というか国芳さん)の
猫への愛が手に取る様に伺えます。
ということで、
丸い顔の輪郭を意識しながら
顔を描いていきましょう!
![☆和風・浮世絵『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児風イラストの描き方:『猫』編4](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_4.jpg)
上の様に頬の部分を
やや丸く盛り上げておくと
口部分を描く時に楽なので
オススメです!
大体の輪郭を定めて
あとから目や鼻を描き足していくと
全体像がイメージしやすいっす。
大体の完成像はTOP画を参考に
してくださ~い!
次に耳を描き足します。
両耳の距離は近すぎないように
注意します。
また、あまり耳を強調し過ぎると
犬のようなフォルムになって
しまいます。
頭から飛び出し過ぎないように
顔全体を見ながら調整します。
次に鼻と口を描いていきますニャア。
先程丸く描いておいた頬部分を
基準にしながら、
以下の様に丸い口元を描きます。
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_6.jpg)
口の中央の真上に鼻を描き、
鼻筋を描いて顔全体の中心を
決めます。
先に鼻筋を描いて、
あとから口を描く方が
描きやすい人は
お好みで順序を変えてみても
大丈夫です!
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_7.jpg)
お目々は大抵の浮世絵で
鋭く若干意地の悪そうな目つきで
描かれています。笑
上まぶたが吊り上がり、
下まぶたはそれに合わせて
直線的だったり丸く孤を描いて
いたりします。
どちらにせよ
細い目を意識しながら描き、
長いまつ毛を4本程描き足しましょう。
鼻の横から
直線的にヒゲを伸ばし、
顔部分は完成です!
“猫背”を浮世絵風に描く方法
実物の猫ちゃんでも
絵の猫ちゃんでもそうですが、
四つん這いになった時には
大抵背中が頭よりも高い位置にきます。
この背中が丸まった正に”猫背”を
意識しながら上半身を描いていきます。
背中と対になるように
丸まったお腹も描き足しておきます。
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_9.jpg)
次に肩部分ですが、
またもや丸い線でを使って
以下の様に描きます。
筆先の強弱を意識しながら
滑らかに描くことを意識します。
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_10.jpg)
猫ちゃんを
和風・浮世絵風に描く際は
詳しい骨格などはやや省略
されている場合が多いです。
いかに丸っこくかわいく描くかが
重視されている訳です。
次に肩のうしろに肘を描き、
そこから腕を顔の下辺りまで
伸ばしていきます。
ふっくらとした4本指の両前足を
描いて上半身は完成っす!
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_11a.jpg)
二の腕あたりに毛を生やして
みました。
最後に下半身を
仕上げていくゴロニャ~!
浮世絵風の丸いお尻の描き方
猫ちゃんを
和風・浮世絵風タッチで描く際に、
これから描くお尻は
最大の特徴ポイントとなります。
何故なら、
最初のステップに載せた国芳先生の
浮世絵にも描かれている通り
大抵の猫ちゃんはお尻がプリリっと
出ています。
こちらの別の絵でも背中→お尻が
極端なほど丸みを帯びていることが
分かりますね。
このお尻の丸みこそが、
猫ちゃんを描くうえでの
一つのアイコンとなっていることは
間違いないかと僕は思います。
(もちろんポーズによって
強調したい部分は異なってきます)
では実際に描いていきましょ~!
先程描いた背中の小山から、
斜め右上に向かって大きな円を
描いていきます。
完全な円でなくとも、
やや骨ばった形でも良いと思います。
体のバランスが崩れないように
全体を見ながら調整していきます。
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_13.jpg)
先程の前足よりやや高い位置に
ヒザの丸みを設定し、
お尻の円の終着点とします。
そのヒザの位置から
前足と同じ要領で後足を描き、
最後に好きな形の尻尾を
描いて完成ですニャ―!
![『猫』 和風・浮世絵風イラスト 描き方 Kenji Iwasaki 岩崎健児](http://iwasaki-art.com/wp-content/uploads/2018/06/ukiyoekakikata_cat_14.jpg)
いかがでしょうか。
顔の丸み・背中の丸み・
お尻の丸みの、
3丸みの基本を押さえれば、
このポーズの他にも
様々な猫ちゃんを描くことができます。
色々なポーズをかわいく描いて
自ら萌え悶えるのも乙かと
思いますよ?
(楽しみ方は人それぞれです)
まとめ
それでは、
『猫』の和風・浮世絵風イラストの
描き方のおさらいです!
・輪郭は丸く、耳を強調し過ぎない
・背中・肩も丸く、骨格はやや省略する
・最大級に丸いお尻が一番の特徴
是非楽しんで描いて頂ければ
幸いです。
それではまた次回!
(」・ω・)」うー!
(/・`ω’・)/にゃあ”あ”あ”あ!
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