【江戸と現代ザックリ比較】アマーイ!江戸時代の庶民の健康的おやつ3選

『白玉』 『お汁粉・善哉』 『砂糖入り金時』 江戸時代 おやつ

テヤンデイ!
IWAっす。

 

皆さんの好きなおやつは
なんでしょうか?

今回は、
江戸時代のおやつを現代の姿と
比較しながらバンバンに
おやつテロを行っていきたいと
思います。

 

今記事では

・『白玉』

・『お汁粉とぜんざい

・『砂糖入り金時』

について触れていきます。

『白玉』は夏のおやつの大定番

『白玉』 『お汁粉・善哉』 『砂糖入り金時』 江戸時代 おやつ

もりもり食べるの。『名酒揃 志ら玉』/歌川国芳

まずは夏のおやつのド定番『白玉』。

現代では、丸い一口サイズの団子を
フルーツパンチや砂糖水に浮かべて
食べるのが一般的ですね。

あんみつやパフェに乗せて食べる
“スイーツ食い”(命名:IWA)も
一般的に定着しています。

 

江戸時代の白玉は、
餅粉が原料の寒晒粉(かんざらしこ)
水を加えながら練り上げ、それを
コロコロと丸めて冷水または湯に
漬けて白糖をぶっかけて
食べていました。

食紅で赤く色づけした白玉も登場し、
江戸っ子のオシャレ心を
大いにくすぐります。

 

夏の暑い時期。
江戸の町にセミの声と共に
白玉売りの声が朗々と響き渡る光景が
目に浮かびます。

冷水でキンッキンに冷えた
甘~い白玉が喉を通る、
トゥリルルン!としたあの感覚。

なんと風流な夏の風景でしょう。

ああ、自爆型おやつテロ。
食べたい、
ああ今すぐ食べたいっす。
オレ、シラタマ、クウ。

 

ちなみにお値段は、
一杯二十四文(約¥480)程度。

おやつにしては
やや高値な気もしますが、
現代の最もシンプルな
白玉スイーツ(小豆白玉)が
大体¥400前後なので
相場としては妥当なところでは
ないでしょうか。

『お汁粉・ぜんざい』は似て非なるおやつ

『白玉』 『お汁粉・善哉』 『砂糖入り金時』 江戸時代 おやつ

餅を使用したもう一つの
おやつでメジャーなものは
今も昔も『お汁粉』『ぜんざい』
です。

江戸では、
小豆の皮を剥き白糖もしくは黒糖を
加えて切り餅と一緒に煮込みます。
これを一般的な『お汁粉』と呼びます。

これに対し、
京都・大阪では小豆の皮は剥かずに
黒糖を加えて丸餅と共に煮込んだものを
『ぜんざい』といいます。

『白玉』 『お汁粉・善哉』 『砂糖入り金時』 江戸時代 おやつ

 

これら『お汁粉』や他『雑煮』を
正月に食す風習は、
江戸時代には既に定着していました。

そのため、
正月以外にこれらを売り歩いた屋台を
『正月屋』と呼びました。

この屋台の価格は
東京・京都・大阪で一律で
一碗十六文(約¥320)でした。

店で出されるものはこれよりも
高価だったそうで、
約2倍程の値段であったと推測
されます。

現在の『お汁粉』の価格は
約¥600前後なので、
昔も今も価格はさほど変化は
ないようです。

 

あああ、食べたい!
それにしてもお汁粉が食べたい。

乾いた喉にお汁粉を大量に
流し込みたい。

『砂糖入り金時』は今もよく見るあのおやつ

『白玉』 『お汁粉・善哉』 『砂糖入り金時』 江戸時代 おやつ

今でも見かける江戸時代の
おやつの中に『砂糖入り金時』
挙げられます。

金時といっても
サツマイモの品種である鳴門金時
ではなく、
江戸時代の金時とは
金時豆=インゲン豆
ことを指しました。

これは現代では
甘納豆に使われる品種です。

 

「なんだか作るのが難しそう」

と感じた方用に、
作り方を明記しておきますね。

大変だとは思いますが
是非江戸時代の雰囲気を感じて
頂く為にもお試しください。

1.大角豆(赤インゲン)を砂糖で煮る

2.できあがり

3.食べる

 

『砂糖入り金時』売りは
「さとういりきんとき~」と
売り文句で江戸市中を歩いており、
本品は主に幼児向けのおやつとして
売られていたようです。

ちなみに金時とは、
金太郎として有名な坂田金時が
赤ら顔だったことから
“赤い・赤い顔”という意味で
使われていました。

サツマイモの鳴門金時も
表面が赤いことから
この名前を関しているようです。

 

まとめ

いかがでしたか?

江戸時代のおやつは
とても素朴ですが、
大変健康的だったようです。

ケーキやドーナッツ、
チョコレートなどの洋菓子も
美味しいですが、
時には江戸の素朴なおやつも
試してみてはいかがでしょうか。

 

僕はまず、
HARIBOをドカ食いする自分の
おやつタイムを改善してみようかと
思うっす。

 

 

それではまた次回!

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