【江戸と現代ザックリ比較】『刺身』食い放題!お魚天国だった江戸時代

江戸時代 現代比較 『刺身』

テヤンデイ!
IWAっす。

今回は江戸時代と現代の『刺身』
ザックリ比較していきます。

 

みんな大好き、
日本を代表する食文化である『刺身』。
この成り立ちは日本という国だからこそ
発展を遂げた料理のようです。

思えば、
始めに魚を生で食べようと思った人は
相当なチャレンジャーだったのでは
ないでしょうか。

だってその辺に泳いでる魚を
とっ捕まえてさばいてそのまま
「コレは料理!」と言うドヤ発想
普通はないっすよね…。笑

 

そんな今記事では、

・お魚天国 with 鱠(なます)

・お刺身天国 feat.キッコーマン

・ザックリお値段比較

について触れていきます。

江戸とお刺身の関係・膾(なます)とは?

江戸時代 現代比較 『刺身』

美味しそうな刺身の盛り付け 『見立源氏はなの宴』/歌川豊国(三代)

魚を生で食す風習は、
それこそ原始時代に世界中に
存在していました。

原始の方々が海や川で獲った魚を
そのままガブーッと召し上がる図は
想像に難くないかと思います。

 

特に日本は今も昔も
四方を海に囲まれている島国のため
鮮魚の捕獲が容易でした。

そのため魚料理は日本人のおはことなり
生で頂く習慣も残ったと考えられています。

 

そこで『刺身』の前身である『鱠(なます)
登場します。
『鱠(なます)とはさばいた生魚の切り身に
酢などで味付けをした奈良時代の料理です。

これが後の時代まで続き、
応永6年(1399年)に初めて
『指(刺)し味』という呼び名に変わるなど、
人々の間で浸透を見せ始めます。

 

ちなみに、
『刺身』のネーミングの由来には諸説あり、


「魚の切り身だから『切り身』でよくない?」

「『切』は縁起悪いから武家に怒られる!
せめて『刺』にしようぜ」

『刺』も相当縁起悪いと思うんだけど…」

「そんなことない。
『刺身』で決定!!」説と、


切った後の切り身に対して、

「切り身だけだと見た目なんの魚かわからんよね」

「じゃあ切った魚の尾ひれを
身に刺して目印にする親切設計にしようぜ」

ブスッッッ

という説の二つが有力とされています。

キッコーマン+刺身で江戸がお刺身天国に?

江戸時代 現代比較 『刺身』

永禄期(1558~1570)に入ると、
後の『キッコーマン株式会社』の始祖となる
飯田市郎兵衛が醤油の開発に成功します。

その後この醤油は瞬く間に国民食となり、
鮮魚の生臭さを消してくれる濃口醤油
大量生産も始まります。

 

このおかげで
庶民の間で生魚を食す機会が増え
空前の“刺身フィーバー”が起きます。

料理屋の膳に乗って出されるほど
人々の間では『刺身』がメジャーな
存在になっていきます。

江戸時代 現代比較 『刺身』

『刺身』のネタは江戸前(現在の東京湾)
で獲れた最高にイケてる新鮮な魚介類が
使われていました。

江戸前では魚類全般の他に
エビ、カニ、アワビ、ホタテ等の
魚介類もすべからく獲れたようで、
いかに日本が海に恵まれていたかが
わかります。

正に海の宝石箱です。

 

さて、
全国の食いしん坊たちお待ちかねの
ネタの数々です。

主に、

・コイ
・カツオ
・マグロ
・タイ
・ヒラメ
・ふぐ
・蛤(はまぐり)
・ばか貝

などでした。

現代と違って
当時は天然マグロの漁獲量がえげつない位
高かったそうで、
マグロが市場に出回りまくっていました。

そのためマグロはいつでも
食べることができ、
今よりもずっと庶民的なネタだったそうです。

江戸時代 現代比較 『刺身』

『刺身』の調味料は主に
醤油や酢をつけて食べていましたが、
他にも辛味噌・わさび醤油・大根おろし・
辛子・酒などをつけて、
おいしくグルメに頂いていたようです。

 

専門店や屋台営業の『刺身屋』
台頭し、庶民に広く親しまれます。

この『刺身屋』は専門店よりも
味が劣るものの、
一皿五十~百文(約¥1000~2000)で
お腹いっぱいになれたそうです。

『刺身』と一緒に煮干しや干物も売り、
たまに鮮魚なども取り扱っていたようです。

まとめ

最後にこれら専門店や『刺身屋』と
現代の刺身の値段を
ザックリ比較していきます。

『刺身屋』の最安値の¥1000から
専門店の高値であろう¥3000
江戸時代の刺身一皿(一種/盛り合わせ)
の相場とします。

 

今回の比較対象は横浜にある
『みなと刺身専門店』さん。

こちらは先日実際に伺い、
価格などを拝見する傍ら
美味しい酒と魚を頂いて参りました。
(ヒラメがおすすめ)

 

こちらのお店は
どの刺身でも一律300円という
嬉しい価格設定になっています。
ネタにもよりますが、
一皿4~5切れでこのお値段。

大体5切れ×約7皿=約35切れで
江戸時代の平皿6寸
(約φ180×H30mm)を満たせる数に
なるかと思います。

約35切れ=平皿1枚(6寸)=¥2100
を現代の価格帯とします。

 

あくまでザックリと比較してみました。

江戸時代 現代比較 『刺身』

※当時の物価やレートによります

魚が溢れかえっていた江戸時代には
『刺身』の質も量もピンキリだったため、
今回は皿単位の比較としました。

ただし全て天然ものだったことを
考えるとやはり江戸時代のコスパの方が
上かもしれませんね。

『みなと刺身専門店』さんのネタが
天然か養殖かは聞き損じましたが、
こちらも相当お安くおいしいので
大変に優劣がつけ難い比較結果と
なりました。

 

これほど比較が難しいものも
珍しいっす。笑

 

 

さて、いかがでしたか?

何事もそうですが、
江戸時代に庶民に親しまれていたものが
現在では貴重な存在であることを知ると
何だか寂しいような切ないような気持ちに
なりますね。

…なりますよね?

マグロ天国の消失、悲しいですよね??(食い気味)

そんなあなたに贈ります。

 

【結びの一句】

マグロヘブン

未来にツナごう

あ、トトロ

 

 

それでは、また次回!

 

(参考:『みなと刺身専門店』さん お品書き)

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